電力工学は、一次エネルギーを生成し、それを利用可能な形の二次エネルギーに変換するために必要なすべてのプロセスと装置を扱います。電力工学は、エンジン、タービン、ボイラー、原子炉、発電機、変圧器およびそれらの自動化を扱う学際的な科学と言えます。この分野の研究では、これらの機械を用いたプロセスにおけるエネルギー変換、輸送、使用の効率を重視します。

電力工学の研究開発テーマは、エネルギーの生成、変換、配給と、エネルギー効率、暖房および冷蔵技術に集中しています。発電所工学は、電力工学の分野の1つです。発電所技術はエネルギー源に応じて、従来のエネルギー生成のためのプロセスおよび装置（ガスプラント、石油プラント、石炭および原子力発電）に関する技術と、再生エネルギー生成のためのプロセス及び装置（バイオマス発電、燃料電池、太陽光発電、風力タービン、水力発電、潮力発電、波力発電）に関する技術とに大別されます。